スタグフレーションが教えてくれるメッセージ

1分1秒も自分と同じ画面を見ている人はいない

同じ空間で同じ時間を共に過ごしたとしても
私と相手は違う画面を見ている。
すなわち、観点はみんな違う。

だから意思疎通が取れないことが当たり前だし、
ズレることが当たり前。
誤解が生じることが当たり前。

同じ画面を見ていない中で私たちは
チームや組織、会社を作って運営している。

違う画面を見てる同士なのにどうやって組織になっているのか?

お金を作り出すことができる経営者の観点を基準にして、
社員は就業時間の間は自分の観点を置いて、我慢し合わせることで組織化してきた。

今スタグフレーションが訪づれようとしている。

私の家にも電気やガスの上限に今後は制限をかけない旨のお知らせがきていた。
そろそろきたかと感じさせるお知らせ。

観点が違うことで人と人が理解し合えない、
信頼したいけど不信感を蓄積してしまう
意見を融合できない、
協力関係を長期で組むことが難しい

そんな課題に対して人間はお金を基準に秩序を作る知恵を編み出し、

西洋発で資本主義というルールがメジャーになった。

けれど、そのお金の価値がいま揺らいでいる。

お金は物商品と交換する道具だったが、
金融経済を編み出したことでお金がお金を産むバブル経済が誕生し、
リーマンショック→コロナの流れから市場にドルを多く流すが、現在さらにウクライナの戦争や災害などによって供給できるものの数自体も減っている中で、新しいニーズを生み出すことができずにお金の循環が難しい。

その中で日本で起きる可能性が高いのがスタグフレーション

お給料は上がらないけど、物価は上がるスタグフレーション

そこから受け取るメッセージとは?

お金で秩序を作ることが今まで以上に難しい時代に突入する。

人間の外にある物を開発することは沢山してきたけれど、
観点が異なる人間がチームプレーする課題は、難しいためずっと後回しにしてきた。

一人一人観点が違う課題に向き合い、
観点から大自由になり、
我慢ではなく、アイデアを気持ち出し合い融合する心理的安全のあるチームプレーをする
そんな人間力・人間関係力を育てていける時代

これからは人間力・人間関係力を開発する時代

人が尊厳から、可能性をひらき、力を使い切れることが当たり前の社会へ
人間の開発に市場のお金が流れていくことが大切

私はそのメッセージとして受け取っている。



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