共同体とは、
個人が活かされながら、全体も同時に成長してける組織のことです。
前回の記事で書いたのですが、
SDG’s(持続可能な世界を実現するための2030年までの国際目標)の社会になるには、
侍の時代から今の時代へと変化したような大きな変化が必要だと言われています。
侍の時代のモチベーションの源泉は、
『お家のために、全体のために成すべきことをする!』でした。
今の社会のモチベーションは、
資本主義・個人主義に移り変わり、
『まずあなたが豊かになって幸せになってね!』と個人の努力にモチベーションをかけています。
しかし、個人で頑張ることに限界を迎えた今、
繋がりを提供するGAFAと呼ばれる
google,Apple,Facebook,Amazonが世界をひっぱっています。
個人から繋がり・関係性へと移行しているのです。
けれど、
いくら気軽に人と、時間や距離も関係なく繋がれるようになったとしても、
まだ残されている課題があるのです。
それが
個人が活かされながら、全体も成長していける持続可能な組織です。
ちなみに、組織と聞くと固く聞こえるかもしれませんが、
家族も、サークルも組織です。
なぜ、今まで私たちは個人を活かす組織になることができなかったの?
まず人間は生まれた瞬間、
自分でミルクを飲むことも立つこともできない未熟で生まれてくるので、
幼いなりに無意識に、
思った通りすることのできない自分の力の無さや諦めを蓄積するようになっていのです。
その力の無さや諦めの自分を超えたくて、
0から12歳の育った環境でその人なりに学んだことを元に頑張るのです。
その頑張り方は、人によって様々です。
*人が傷つかないように、自分の意見よりも相手の意見を優先しようとする
*なんでも自分でできるようになろうと、力を入れて頑張り続けいることにも気がつきにくい
*人の役に立つように、いつも相手の課題まで抱えすぎてしまう
*迷惑をかけないように、傷つかないように自分の存在感を出さないようにする
*何があってもそんなもんだよねこの世界はと、冷静さを保っているように見えて諦めを蓄積している
その人なりの過去の経験からくる基準を使って、
頑張っているのが今の私たちと現在地なのです。
そんな人と人が出会った時に、
無意識に頑張り方の良かれが違うので、
誤解や葛藤、諦めや遠慮を生むしかないようになっているのです。
状況に余裕がない時や、
関係が近くなるほどに表面化しやすいのです。
これは自分のせいでも、相手のせいでも、そのグループのせいでもないのです。
これは、
脳の機能のせいなのです。
誤解や葛藤や諦めを超えた時に出会うのが組織です。
次回は、責任者の脳の機能の正体をあらわにしますね。
本日もお読みいただきありがとうございました。