一体感の感動

最近、プロスキーヤーの方とお話していた時のことです。

その方もたくさんの経験を得た今、
人間の心の深いところにある欲求に「一体感」があると思うと目をキラキラさせていました。

1人1人が自分の力を出し切ってる瞬間の一体感です。
例えでおっしゃっていたのが、
雪山でプロのスキーヤーが個々の能力を出し切ってコラボしながら滑るのがたまらないのだそう。
さらに、それを分かりやすく表現すると子供の頃に自転車を友達と全速力で走り抜ける感じだと。

それを聞いて、
私は小学生の時にブラスバンド部にいたことがあり、
舞台の上で個々に違う音色の楽器が一つの曲を演奏した時のことを思い出しました。

こんなすごい一体感があるのかと驚いた経験。
音色が会場に力強く広がっていく、その音そのものと自分が一体になってしまったような感覚を思い出しました。

学生の頃は南の海に入って海と魚と一体になって漂っているのが大好きでした。

と、ここまで書いて
最近はコミュニケーションを通して一体感を味わうことを楽しいと感じているのだなと気がつきました。

私が認識する世界と
あなたが認識する世界は、

同じ時間、同じ空間にいたとしても実は
違う世界を観ているのです。

映画は100人いたら100通りの映画が上映されるように
2人いたら、2つの出来事が起きている。

そのままでもいい時もあるけれど、
そのままでは困ることもある。

そんな時は、
コミュニケーションを通して、
2人の世界を融合する楽しみ。

ちょっとエネルギーは使うけれど、
それができることはとても感動的なことなのだと最近じんわり思います。

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