普段、ご提供していることの一つに、
無意識でいつも使っているエンジンを意識化するセッションがあります。
無意識のエンジンとは、
車で例えると、
エンジンが動くことで、
冷房がついたり、
音楽が鳴ったり、
ワイパーが動いたり、
タイヤが回転したり、
様々な機能が動き出すように、
人間にも、
最初の動力となるエンジンが稼働して、
そこからエネルギーが湧き、
イメージが湧き、
感情・考えが動きだして、
人からもみることのできる、表情や言葉・行動が生み出され、
その結果として人間関係のパターンが繰り返されていきます。
今回は、私のことを少しお話したいと思います。
日常、私の頭によく浮かぶ感情に諦めがあります。
それは自覚していたのですが、
その奥にある激しい叫びと最近久しぶりに出会いました。
私の中では、
今できるMaxのMaxまでし終わった夜中に・・・
「なんで、〜しなかったの!」
と本気で話すリーダーの顔を見た時に、
努力でできる範囲を超えた指示に対して、
カムバックしてきた過去、
懐かしい私の中から溢れた言葉にならない叫びと出会いました。
(お久しぶり)
無理難題を要求されたと感じ、
努力したくてももうできる範囲がない中で責められた時に、
自分がこの世界に存在しているはずなのに、どこにも自分の居場所がないパニックの感覚と、
けれど、そんな訳ない!というお腹の下から湧き上がってくる強烈な叫び
その感覚は、実は幼少期と繋がっているのです。
保育園で先生にすごい勢いで怒られた時に、
これ以上どうしたらいいかわからないこの世界に、
自分の居場所がないことを感じたパニックと、
そんな訳ない!という憤怒した叫び
何も決めつけることのできない無限の可能性から、
私と私が観ている世界の関係を初めて強烈に意識した瞬間でした。
けれど、
この感覚はあまりに強烈すぎて、
幼い心が受け止めるには、
あまりにもショックが強かったので、
忘れるために分厚い蓋をしたので、
私自身もそんな激しい怒りの感情の叫びがあることなど、
忘れていったのです。
普段は、怒りを感じることは少なくて、
どちらかというと楽しさにアンテナを張りやすいのですが、
「こんなにもものすごく大きな叫びのエネルギーがあったとは」と、
自分自身、驚きました。
だからこそ、このエネルギーの外に出て観た時に、
この大きなエネルギーの叫びさえも
大切な、使える道具を持っていたことに気がつきました。
あまりにも無意識にある、
幼少期の記憶
脳は足し算しかできないので、
強烈に叫んだその場面が初期設定になって、
今ここを常に立ち上げて、
全てのもの、人、自然と出会っています。
脳の機能の初期設定の叫びをまるっと捉えることは、
呼吸すること以上に、
生まれてこの方ずっと一緒にパートナーシップを組んでいたので、
本当に気がつきにくい。
だからこそ、
無意識を意識化できて、
さらに、
その外の無限の可能性に戻れた時の、
エネルギーから表情まで、
一瞬にして変化する姿を、
セッションや認識コンサルを通して、
見せていただくことは、
私の一番の喜びだし、
人の凄さを見せてもらう瞬間でもあります。
今回、自分の中にある
あーここまで激しい心の叫びがあるんだな、と感じる程の
エネルギーと感情を認識できたことは、
私の財産だと思います。
これは、私だけの叫びではなく、
人間がこの世界での出会いや経験から自由になれないことの、
誰もが心の奥にある叫びと出会ったのだと思いました。
人は、出会うことなしに生きてはいけない
人は、経験なしには生きていくことはできない
人は、経験の蓄積から自由になることはできない
だからこそ、
その共通の課題に対して、
脳の機能を超えて、
経験という名の鳥カゴから出ている今ここであることが、
私のプライドであり、
人間のプライドなのだと、改めて思いました。
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