コミュニケーションは、共通の土台を作り

最近、ファシリテーションをしている方々と話す機会がありました。

(ファシリテーターとは、
会議などの組織活動において中立的な立場から進行をサポートするファシリテーションという役割を担う者のことを指します。)

 

いかに共通認識、共通の土台を作っていけるかが

ファシリテーションするときにも大事な鍵なのだなと知って、

とてもワクワクした時間でした。

 

たくさんの名前がついた職業や役割がこの世界にあるのだけれど、

何をするにしても、

人が協力関係を結ぼうをしたときに必要なことは、同じなんですよね。

「共通認識、共通の土台を作ること」

 

私の中で、協力関係を結べるということは、

たくさんのアイディアが循環し続けるとてもにクリエイティブなイメージがあります。

 

「学生時代から本物の協力関係を作りたい」

それがずっとテーマにありました。

 

そんな私が、今の認識をリセットする仕事をする中で、

より良い協力関係を作るために必要なことは

共通の土台を作ること」にあるのだと気付きました。

 

お互いが安心してアイディアを出し合える、

それがクリエイティブなチームプレーするための

根っこにある課題だと考えています。

 

なかなか、この問題意識を共有できる方は少ないのですが、

今回出会ったファシリテーターさんは、

そんなポイントも意識されながらのお話をされていて、

とても勉強になりました。

 

この方がみんなに説明をされていたのは、

絵を描きながら、確認していくのだそうです。

相手と自分が話した言葉を書いて、

その下に、

そのことばの背景にある思いを書いて、

さらにそれの根拠さえも図にして確認することも

あるのだそうです。

 

そこまで細やかに確認しながら進められていることに、

なるほどと、とても共感しました。

 

「コミュニケーションはズレるもの」

 

同じ言葉・単語を使ってもそれを使う人によって、

その単語からイメージすることは違います。

 

「頑張って」と言われて、

よーし!とやる気になる人

こんなに頑張ってるのに、まだ頑張れっていうのかと感じる人

ちゃんとできるか?とプレッシャーを感じる人など

 

その人が、過去にどんな体験をしたかによって、

同じ言葉でも、そこから湧くイメージは違うのです。

 

なので、その同じ単語の背景にある、

バラバラな概念・イメージがあることを

絵を描きながら確認されいくことを丁寧されることに

感動もしました。

 

ただ、単語の数はたくさんあります。

それを話すたびに修正していっても、

追いかけっこになることもあるのではないか?と感じたのです。

私たちは、

人間の5感覚の脳を使ってこの世界を認識しています。

 

脳を使ってこの世界で経験することはみんな違うので、

同じ世界を見ているようでも、

じつはその人オリジナルの経験と繋がったこの世界を見ているし、

経験と繋がった単語を、使うのです。

 

100人いたら、100通りの映画が上映されているように、

100人いたら、100通りの経験と繋がった単語を通してこの世界を認識しているのです。

 

人は経験と繋がって、単語を学んできました。

 

たくさんの単語を学ぶのだけれど、

全く同じ経験をした人はいないので、

人と人が出会ったときに、単語ひとつのイメージが違うことで、

いろんな誤解を生むようになっている仕組みがあります。

 

「コミュニケーションはズレるもの」

 

そんな仕組みがあるから日常の会話や会議で、

まあ、ほどほどで妥協しておこう

言ってもしょうがない

どう思われるか気になる

話が噛み合わない

など諦めや妥協が生まれていくのもしょうがないのです。

 

お互いのイメージを理解できなくて、

安心してアイディアが出せなくなってまう。

 

「違いを超えた共通の土台を作るためにはどうすればいいでしょうか?」

 

そのためには私達の共通点を理解することです。

実はお互いが経験した内容物には共通にできるものはなく、

その仕組みに共通点があるのです。

 

私たちは、

まっさらなキャンパスに絵を書くように、

経験を通して、

作られた体験イメージと繋がった単語を使い、

この世界を認識しています。

 

人との違いを育んだプロセス・そこに隠されてる仕組みは同じ。

 

 

その違いを生み出している仕組みが共通土台になったときには、

共通から始まるので、そこには絶対的な安心感があります。

 

 

イメージのズレで判断し合うこともないし、

理解をすることがさらなるアイディアを生み、

イメージを循環させることが楽しくてしょうがありません。

 

そうすると、今以上にもっとアイデアが溢れて、

今までになかったものがどんどん社会に生まれていく予感がするのです。

 

まずは、ひとつの単語のイメージの違いと出会ってみてください。

今日会う人に、「頑張って」と言われたら、

どんなイメージが湧き、

どんな気持ちや考えが湧くのが話してみると面白いと思います。

 

体験セッションで、お手伝いするとも可能なので、必要な方はご連絡くださいね。

新しい共通土台のある会議が広がっていくのが楽しみです。

 

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