不変の関係から、創り続けられる関係の楽しみ方

あけましておめでとうございます。

年始のゆとりのある時間を使って、
お礼にと私が読みたいと思っていた本をプレゼントしていただいたので、
ゆっくり読む時間を持ちました。

心遣いが嬉しい。

気になっていた本は「LIFE SHIFT 〜100年時代の人生戦略〜」

読んで印象的だった内容は、

『今までは、教育→仕事→引退の3ステージの人生が主流で、
 余暇は、リラックスするために使うことが理にかなっていたし、
 主に消費とレクリエーション(娯楽)に時間を費やしていたと。

 100年時代では、
 人生も長くなり社会の変化が早いので、
 人生の最初の時期に学び、それ以降はその知識・技術を使って働き続けることは難しいこと。

 なのでこれからは学ぶこと・働くこと・余暇を、いつのタイミングでどのくらいとるのか?を
 人それぞれコーディネートしていく時代になると。
 人によってどの年代に何をするのかは異なるから、
 世代間ギャップがなくなっていくだろうと。

 余暇のイメージも、消費とレクリエーション(娯楽)の比重が減って、
 投資とリ・クリエーション(再創造)の比重が増えていくだろう。』

これを読んで感じたことは、
今までは、多くの人が当たり前のように3ステージで生きる社会にいたので、
集団が共通に作り上げた常識の枠の中で、
3ステージが基本だと思いやすかったんだなと思いました。

3ステージの生き方が複数の選択肢の1つとして自ら選んでいる感覚ではなくて。

これからは、
今まで◯◯であるべきと無意識で思い疑わなかった当たり前が、
実は当たり前ではなかったと気がつけて、
多様な選択肢と自由度が良くも悪くも増していくのだろうと感じます。

自ら判断してコーディネートしてく未来になるのだろうと。

集団で当たり前と思っていた常識から、
主体的に1人ひとりが変化を作り出すことが、新しい常識になっていく

本の最後の方P.320に書かれていたパートナーシップの築き方の変化が、
その象徴のように感じました。

100年時代を向かっている今、重要性が増しているパートナーシップの変化とは?

『取引的性格から、
 関係自体が双方に恩恵をもたらすからこそ維持される関係になっていく。

 その関係は、内省を土台として常に再検討と再構築を受け入れる。
 それは「不変の関係」でもなければ、「惰性で継続されるような関係」でもなくて、
 「2人の間で調整を重ねていく関係」』

不変は何もなくて、
常に変化していく人や、社会、状況とチームプレーしながら、
変化し続けていくことを楽しむことがスタンダードの感覚になっていくのだろうと。

キーワードは、柔らかさだと思います。

過去の学んだこと・経験したこと・知ったことに固定される脳の機能から出て、
今ここ気持ちよくリセットして、
今ここ再創造できる柔らかさだし、
変化し続けることを楽しめる柔らかさ

その時に、

今活かしきれていない感性を持った人たちもみんなが
活かされて生きながら、
創造性豊かな人と関係と社会になっていくと思うのです。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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